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パズルゲーム『The Talos Principle』のストーリー展開はSFや哲学好きにおすすめ!

   

PC向けパズルゲーム『The Talos Principle』の感想/レビュー記事です。
パズルを解くのが面白いだけでなく、SFや哲学が好きな人が惹き込まれるストーリー展開でした。
ロボットが人間とは何かを考える話や人類滅亡する話が好きな人は、是非プレイしてみてください。

※販売はsteamで行われています。PS4版もありますが、2016年7月現在では日本語化されているのはsteam版だけのようです。


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『The Talos Principle』はこんな人におすすめ!

パズル系の謎解きが好きな人におすすめです。同じくパズルゲームである『Portal』が好きだった人は、このゲームも気にいるのではないでしょうか。
謎解きが好きという条件に加えて、SF系のストーリーや哲学的なことを考える人には、『The Talos Principle』は特におすすめなゲームです。
そのような人は是非プレイしてみてください。

『The Talos Principle』の概要

The Talos Principle』は、ロボットが主人公の一人称視点パズルゲームです。
舞台は自然豊かな場所なのですが、ゲーム中で度々人類の滅亡を匂わせるような情報が得られます。
主人公は天から聞こえるエロヒムと呼ばれる存在の声に導かれ、次々とパズルに挑戦していくことになります。
その全ての謎を解いた時、エロヒムは主人公に永遠の命を与えると約束してくれます。しかし、そのためには絶対に塔に近付いてはならない、という条件が付いています。

そんな世界でパズルを解きながらゲーム中に散りばめられた情報を集め、自分が何者なのか、人間とは何か、塔に近付くとどうなるのか、この世界はどうなっているのか……
そんな謎を解き明かしていくゲームです。

『The Talos Principle』のここが面白い!

次第に複雑なパズルが解けるようになっていくレベル設定

ゲームを進めていくとギミックが増えていきますが、パズルを解くために使用する基本的なギミックは以下の3つです。

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一つ目はジャマー。
このアイテムは、ゲーム中に出てくる機械の機能を停止させるものです。
上の画像のように、青いバリアが張られていて通行不可のところにジャマーを向けると、バリアの機能が停止して道が通れるようになります。
また、主人公を狙って発砲してくるタレットなどに向ければ、安全を確保することもできます。

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二つ目はコネクタ。
赤や青のレーザーを、対応した色の受信口に一定時間当てることで、ドアのロック解除や風を送るファンの起動をすることができます。
レーザーは一直線にしか進めないことに加え、レーザーの軌道上に障害物が入ると再受信が必要になるため、このコネクタを使ってレーザーの向きを上手く変えてあげる必要があります。

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最後はスイッチ。
モノや自分自身が乗ることで、ドアが開いたり風を送るファンが起動したりします。
基本的には上の画像で持っているようなキューブを置くことが多いです。

進むとギミックは増えていきますが、基本はこの3つです。
最初は上の画像のように、単純にジャマーで扉を開けたり、コネクタでレーザーを当ててクリアになるようなパズルが中心です。
ゲームを進めていくうちに、下の画像のようにレーザーの軌道上に障害物のメカが入ってこないようにキューブでブロックしたりなど、パズルを解くためにはマップ上にあるオブジェクトを組み合わせる必要がでてきます。
最初は簡単で、少しずつ難しく、という難易度設定になっているので、「前のパズルで使ったあの方法と組み合わせれば解けるかも?」という気付きを得やすくなっているように感じました。

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それでも何問かに一度は、新しい頭の使い方ができずに詰まることもあるかもしれません。
ですが、順番に解いていかなくてはならないという決まりはないので、解けないパズルは後回しにして別のパズルを解いていくと、そこから昔解けなかったパズルのヒントが掴めることもあります

難易度は、同じパズルゲームである『Portal』と比べると、『The Talos Principle』の方が難易度はだいぶ高めだと感じました。
ですが、通常のエンディング2種類を見るだけなら、頭を悩ませながら答えを導くのが楽しい、と感じられるレベルの難しさです。
やりこみ要素の星集めについてはとんでもなく難しいので、自力でコンプリートを目指そうとするのは中々大変かもしれません。

先の気になるストーリー展開とマルチエンディング

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ストーリー展開が物凄く良いです。
『The Talos Principle』には、クリア後のやりこみ要素のエンディングを除き、大きく分けて二つのエンディングがあります。

天から聞こえるエロヒムの声に従い、パズルを全て解き永遠の命を手に入れるか……
それともエロヒムが絶対に近付くなと釘を刺している塔を登ることを目指すか……
その選択はプレイヤーに委ねられています。

『The Talos Principle』では、エロヒムの声と、目の前にあるパズル以外には何もわからない状態でゲームが始まります。
ある程度ゲームを進めると、ゲーム中に設置された端末からエロヒム以外の存在と選択式の対話ができるようになります。しかしその存在は、エロヒムに言われたままに行動する主人公に対し、疑念を植え付けるような発言を繰り返してきます。
また、ゲーム中に人類滅亡を匂わせる資料や、人類が滅亡した後に人間の代わりに生き続ける存在を作るプロジェクトの資料が残されており、主人公が存在している世界自体が人類が残した世界のすべてなのか、それともその外には別の世界が広がっているのか、そんなことを想像しながらプレイするのが非常に楽しかったです。

『The Talos Principle』の中で対話ができる相手は、端末から話しかけてくる存在だけです。
なんとかしてその存在から、『The Talos Principle』の世界の情報を得たいのですが、あまりその存在と仲良くし過ぎると、『The Talos Principle』の世界の神とも言えるエロヒムからの印象は悪くなります。
だけど情報は欲しいんですよね……そんな葛藤を抱えながら、対話中の選択肢を選ぶのが非常に楽しいゲームでした。

『The Talos Principle』の世界、永遠の命、塔を登った先に待ち受けているもの、それらの意味はどれも納得のいくものでした。

度々繰り返される哲学的な問い

ゲーム中に、謎の存在から端末を通じて哲学的な問いかけをされ、それに対し選択式の返答をする、というシーンがたくさんあります。
その問いの内容は、どこに水があるかもわからない砂漠で倒れている人に水を分け与えるか、一人見捨てないと全員が死ぬかもしれない状況でその一人を救うか、など、道徳の普遍性を問うものや、人間とは何か、という問いが中心です。
選んだ回答によって、謎の存在からの印象も変わってきますが、これらの問いにロボットの姿で答えるという仕組みがすごく良かったと思います。

『The Talos Principle』をプレイしている僕らは紛れも無く人間ですが、これらの問いに自信を持って答えられる人はなかなかいないのではないでしょうか?
そんな僕らがロボットの視点に入ることで、手探りでその答えを探していける感覚がありました。
人間である僕らが、人間とは何かを理解することは重要な事だと思いますが、なかなか普段は向き合いづらい問いでもあるので、『The Talos Principle』でロボットの視点を借りることで、これらの問いに向き合えたのは良い経験になったな、という感じもあります。

プレイヤーキャラクターであるロボットが成長していく姿を眺めることができ、それと同時に自分自身も人間への理解を深めることができる、そんなすてきなゲームでした。

プレイ中の注意点

『The Talos Principle』は夢中でプレイしたくなるゲームでしたが、数点プレイ上の注意点があります。

3D酔いをマシにするために視野角を広げよう

ゲーム開始時は、主人公であるロボットの目からみた視界になっています。
人間の視野角に比べてだいぶ視野角が狭くなっているので、オプションで視野角を広げましょう。
視野角の設定は、オプション中の「映像酔いオプション」が用意されているので、そこで設定できます。カメラの位置も肩越しにすると酔いにくくなります。

パズルゲーム『Portal』で酔った人は、それでも酔うかもしれません。
今は暑い時期でもあるので、酔いと暑さのコンボにやられないように気をつけながらプレイして下さい。
ちなみに僕は気持ち悪くなりながらも先の展開が気になってしょうがなくて中々プレイを中断できませんでした。

エンディングを見たらバックアップからプレイを再開しよう

『The Talos Principle』は、オートセーブが行われるゲームです。
エンディングを見たあとに途中からプレイを再開する方法がないか焦ってしまうかもしれません。
そんな時は、タイトル画面から
 ゲーム開始 > タロスの原理 > バックアップの復元
を選択すれば、再開することができます。

終わりに

この記事では、パズルゲーム『The Talos Principle』を紹介しました。
パズルを解くのが面白いだけでなく、プレイヤーの選択に応じたストーリー展開に夢中になるゲームでした。
パズルゲームが好きで、SFや哲学が好きな人は是非プレイしてみてください。

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