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『Celeste』レビュー。死にゲーでも試行錯誤が楽しい2Dアクションゲーム

   

2Dアクションゲーム『Celeste(セレステ)』の面白かったポイントを紹介する感想・レビュー記事です。
ゲームならではのストーリー体験が楽しめる上に、死んでからリトライまでの時間がものすごく短く、不親切な点がほとんどありません。純粋に挑戦を楽しめるおすすめのゲームです。

※対応機種は、Steam/Nintendo Switch/PS4/Xbox Oneです。


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『Celeste』はこんな人におすすめ!

  • 高難易度ゲームで試行錯誤するのが好きな人
  • 人生に悩みを抱えている人
  • やり込み要素がたっぷりなゲームが好きな人
  • ゲームを作っている人/作りたい人

上記4項目のいずれかひとつでも当てはまった人にはおすすめです。

高難易度はありますが、非常に親切な作りになっているため、アクションゲームが好きな人であれば試行錯誤を楽しんでクリアできると思います。また、万が一クリアできないと思った場合でも、難易度を下げることができるので高難易度ゲーに慣れていない人でも大丈夫です。

『Celeste』の概要

『Celeste』は、数々のトラップや困難が待ち受けるセレステマウンテンの頂上を目指す2Dアクションゲームです。主人公マデレンは、困難を乗り越える過程で自己の抱える問題とも向き合っていくことになるため、ストーリー的にも面白い作品となっています。以下のトレーラーを見るとゲームの雰囲気が大体掴めると思います。

『Celeste』のここが面白い!

シンプル操作でも試行錯誤が奥深い

基本操作は十字キーでの移動とジャンプ、上下左右斜め8方向へのダッシュ(空中可)、壁にしがみついて登る、しゃがむ動作くらいで非常にシンプルです。しかし、セレステマウンテンには動くギミックなども配置されているため、操作自体はシンプルでもジャンプやダッシュを使うタイミング次第で結果が大きく変わってくるところが面白いです。

また、シンプルな操作の中にも縛りがあります。空中でのジャンプは1回までで、地面に着地すると再度空中でのダッシュが可能になります。壁にしがみついていられる時間にも限りがあって、長い間壁にしがみついていると身体が赤く点滅しだし、壁からずるずるとずり落ちていってしまいます。

そんな縛りのある中で、上の画像のように当たったら死ぬトゲや、掴まると動くベルトコンベアの足場などのギミックが配置されたセレステマウンテンを登っていきます。何も考えずにプレイしたら即死しそうな雰囲気は上の画像からも伝わると思います。そんな困難だらけのセレステマウンテンで、着地するまで1回しか使えないダッシュをどこで切るか、スタミナがなくなって壁からずり落ちないようにするにはどういうルートを選択すれば良いのか、といったことを考えながら進むのが楽しいポイントです。

ゲームならではのストーリー体験が楽しめる

上の画像は、チャプター2に出てくる大きな鏡の部屋です。鏡には主人公マデレンによく似た姿をしている女の子が映し出されています。しかし、なんだか邪悪な雰囲気ですね。トレーラーにはこの邪悪なそっくりさんに追いかけられているシーンもありました。

ここでいきなりスケールの大きい話をしますが、人間誰しも一度は自己と向き合ったことがあるでしょう。何も考えずに流されて生きるのもひとつの選択ではありますが、自分自身がどう生きたいのかを知るためには自己と向き合う必要があり、それはなかなか辛く困難なことでもあります。

『Celeste』では、マデレンが邪悪なそっくりさんと対話するシーンが多々ありますが、それは人間が自己と向き合うことにとても似ています。また、セレステマウンテンには数々のトラップが仕掛けられているため、登ること自体が非常に困難です。『Celeste』のすごいところは、セレステマウンテンを登るという困難なゲームプレイを通じて、邪悪なそっくりさんとの対話が少しずつ変化していく点にあります。『Celeste』でチャプター7をクリアするまでには初見では少なくとも何百回と死ぬと思いますが、セレステマウンテンの頂上にたどり着いたときには、そんなゲームプレイがあったこそストーリーが響くことが伝わるはずです。

※トレーラーは英語ですがちゃんと日本語化されています。若干翻訳臭は残っていますが、意味は伝わるレベルの日本語になっているので問題ないでしょう。

死んでも即リトライできる

死んでからリトライまでの時間が恐ろしいほど短いです。
よゐこの実況動画があるのですが、それを見るとどのくらい短いかがよくわかります。

※下の動画は『Celeste』で死ぬ場面から再生されるようにしています。

死んでから1秒も経たないような短さでリスポーンしているのがわかると思います。これは動画の編集でカットしているというわけではなくて、実際にこんな短さでリトライできるんです。

『Celeste』には残機のようなものは存在しないため、難所をせっかく越えたのに次の難所で死んで一からやり直しになるということはありません。最低でも画面が切り替わるごとにリスポーンするポイントが更新されるため、目の前の難所を乗り越えることだけに集中できます。

私自身が『Celeste』の購入を決めた一番のポイントは即リトライできる点です。高難易度ゲーで試行錯誤するのは好きでも、一度死ぬと試行錯誤するための場所にたどり着くまでに何十秒と歩かされるのではプレイするのも面倒になってきます。『Celeste』のように即リトライできると試行錯誤も存分に楽しめるので非常に嬉しいです。

やり込み要素がたくさんある

『Celeste』は定価2,000円弱のゲームですが、やり込み要素まで含めるとボリュームが半端ないです。

チャプターは全部で8章あり、ストーリーは7章クリア時点で区切りがついてスタッフロールが流れます。これだけ聞くと短そうに思えるかもしれませんが、やり込み要素の数は半端なく多いです。

主なやり込み要素は以下の通りです。

  • ストロベリーを集める
  • ストロベリーはコレクション用のアイテムで、隠し通路の先や取るのが難しい位置に配置されています。ストロベリーは触れただけで獲得とはならず、触れた後に安全な場所まで運んで初めて獲得となります。
    ストロベリーを集めるのと無視するのではチャプターの難易度は大きく変わってきます。ストロベリーは全部で175個も存在するので、余力がある人は挑戦してみましょう!

  • カセットテープを集めてB面を開放する
  • 各チャプターにはひとつずつカセットテープが隠されています。カセットテープを獲得すると、そのチャプターのB面が開放されます。
    チャプターは全部で8章ですが、全チャプターにB面が存在するため、ここまでで合計16個のステージがあることになります。B面はA面と比べるとかなり難易度が高いので気を引き締めて挑みましょう!

  • B面までコンプしてC面を開放する
  • B面までコンプした人はおめでとうございます。B面をコンプするとなんと全チャプターにC面が追加されます。チャプターは全部で8章ですが、実際は合計24個ものステージがある大ボリュームです。
    C面まで来ると完全に殺意がむき出しのマップだらけになってきて、生き残るには結構な反射神経も求められるようになります。クリアできたら達成感があることは間違いありません!

  • ゴールデンストロベリーを集める
  • C面開放と同時に、一度クリアしたステージにゴールデンストロベリーが追加されます。ゴールデンストロベリーはステージの開始位置に配置されており、ステージの終わりまでノーデスでたどり着くことができれば獲得できるアイテムです。『Celeste』で一番難しいやり込み要素がこのゴールデンストロベリー集めでしょう。
    ちなみに、ゴールデンストロベリーは全チャプターのA,B,C面すべてに存在します。合計24個集めたらあなたは『Celeste』マスターです!

上記やり込み要素は非常に難易度が高いので、とことん難しいゲームをやり込みたい人にはかなりおすすめのゲームです。ストーリーはA面のチャプター7で実質終わりなため、難しいゲームは受け付けないという人はチャプター7の時点でプレイを終えてしまっても十分楽しめると思います。

上の画像は私のプレイ状況です。チャプター1のA,C面とチャプター2のA面のゴールデンストロベリーを獲得しました。C面は鬼難易度ですが短いので、ゴールデンストロベリーの取得難易度はB面の方が難易度が高いような気がします。既に6,000回以上死んでいるのに心が折れないのはゲームの作りが良い証明でしょう。

音楽が良い

『Celeste』では、チャプターの途中でギミックが動き出し、マップの様子がガラリと変わることがあります。その変化にあわせて、今まで流れていた曲に少しずつアレンジが加わっていき、ゲームの盛り上がりにあわせて音楽も盛り上がっていくのが良いポイントです。

ストーリー的に一番盛り上がるのはチャプター7ですが、チャプター7では音楽も展開にあわせてどんどん変化していってかなり燃えます。『Celeste』の音楽はbandcampにて全曲フルで視聴できますが、チャプター7の曲に関しては未視聴のままゲームプレイを体験して欲しいです。そうすれば「こうきたか……」と思える燃え展開が待っているはずです。

購入リンク
bandcamp / iTunes

サントラの値段はbandcampが一番安いです。iTunesは高く値段が設定してありますが、作曲者に入るお金はどちらで買っても同じくらいだと思われます。bandcampに抵抗感がなければbandcampで買ったほうが安く済んで良いと思います。

注意点

ゲームプレイ上の不親切な点はほとんどない素晴らしいゲームですが、一点だけ注意点があります。

私のプレイ環境では、キーコンフィグが使用できず、ゲームパッドを繋いでも反応がありませんでした。Steamで購入し、OSはWin7の64bitを使っていますが、他に同じような問題が起きている人は殆ど見かけないところを見ると、おそらくOSではなく他の何らかの環境と相性が悪いのだと思います。

この問題の原因はよくわかりませんが、解決策として『AutoHotkey』というキー割り当て変更ソフトを使って、無理やりキーコンフィグの代用することが可能です。デフォルトのキー割り当てだと結構誤操作が起きると思うので、同じような問題が起きた人は『AutoHotkey』を使ってみると良いかもしれません。

終わりに

2Dアクションゲーム『Celeste(セレステ)』の面白かったポイントを紹介しました。難易度の高いゲームではありますが、不親切な点はほとんどなく、純粋に挑戦を楽しめるゲームなので、気になる人はぜひプレイしてみて下さい!

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