創作ポスト

創作物の力で元気になろう。すてきな創作物を知りたい人、自分で創作物を作っている人に向けて、手紙を書くように記事を届けます。

空間を彩るための音楽ってなんなんだろう

   

音楽共有サービスクレオフーガのコンテストに向け、景色を楽しむためのBGMを作りました。
BGMというとどうしても映像やゲームのものというイメージが強いんですが、空間を彩るためのBGMもあるんですね。よくよく考えると、カフェで流れるBGMとかもそれです。

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主役は誰か

空間を彩るためのBGMというのは、その空間の良さを引き出すためのBGMです。あくまで空間が主役です。
にぎやかなイベント会場だったりクラブだったら、最近流行りのEDM(Electronic Dance Music)が流れるのも自然です。
だけど、彩りたい対象が景色の場合は、音楽は主張し過ぎない方が良いですよね。

いくら壮大な景色だとしても、山を歩いて登っただけでスターウォーズのテーマ曲が流れるのは違うと思いました。ジェット機で山と山の間を突き抜けた場合は、流れてきそうですけどね。
どちらかというと、ゲームのBGMというよりは、劇伴の方が近い、というイメージを持っています。

今回彩った景色

愛媛県にある桂川渓谷です。
どんなところかはgoogle画像検索の検索結果を見て下さい。

神秘的な景色ですよね。見ているだけで心が安らいでいきます。
だけどこの場所、乙御前という姫が、結婚の話が破談になって身投げをした場所でもあるんです。
その話を知ってから、桂川渓谷という場所に対して、綺麗なんだけどとても儚さを持っている場所だ、というイメージが付きました。

作った曲

雨の降る桂川渓谷をイメージした曲です。
雨音が聴けるwebサービスで、雷の音はミュートにして、雨の音と一緒に聴いてみてください。

使った楽器はピアノ1本ですが、それにはちゃんと理由があります。
神秘的で透明感のある場所だから、ピアノの音色はもともと合っていること。
雨音が透明感のあるピアノの音に吸い込まれていくことで、悲しい伝説が残る乙御前が流した涙が、桂川渓谷の地面や水の流れに吸い込まれていくイメージを頭に浮かばせたいと思ったこと。
この2点です。

空間を彩るための音楽を作ってみて、気をつけたいと思ったこと

何が主役なのかを忘れないようにすることが一番だと思いました。
実際に曲を作り出すと、曲としてカッコ良くするにはどうしたら良いだろうか、みたいなことを考え始めてしまい、何が主役なのかを考えることがおろそかになってしまうことがあります。
だけど、曲単体だけでカッコ良くし過ぎると、その曲を聴く人の目的が「景色を楽しむこと」ではなくなってしまうと思いました。

あと、次に活かしたいことですが、音楽を聴く人の気持ちになること。
同じ景色だとしても、歩いてたどり着いた場所と、ジェット機で通過した場所では見え方が違うし印象も違うんですよね。その場所で誰とどんな会話をするのかによっても印象が変わります。
そういったことまで考えて、最適な音楽を提示してあげるべきだと思いました。

何かを活かすための演出って難しいですね。
主役を食わずに、互いの良さを高め合っていけるような曲が作れるように努力していきます。

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